せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第176話.楽しい?家庭菜園~前編~

4月終わりの事。
知り合いの農家さんから、「トマトの苗が余ってるので上げますよ~」という呼び掛けが有りました。

何を隠そう、トマトは食べ物全体の中でもTOP3に入る好物。
作ってみたい気持ちは有りつつも、趣味の園芸に走る余裕が無く、先送りにして来ました。

が、せっかくの機会なのでこれ幸いと、頂戴する事にした訳です。

とは言え、苗を迎え入れる為に大急ぎで畑を用意したのが実状で、決してラッキーだけじゃ済まされません(笑)

トマトは2種類で、1つは中玉の「シンディスイート」という品種。
もう1つは加熱調理用の「サンマルツァーノ」
という細長い品種でした。

それぞれ10本ずつ植えて、残った苗は欲しいと言う島民に配りました。

ちなみに、用意した畑が余ったので、トマトに負けず劣らず好きなナスの苗を4本だけ買って、ついでに植えました。f:id:goumonkobura:20220716183044j:image

自分が純粋に楽しむ目的で野菜を育てるのは、移住初年度にプランターで作ってみたバジル以来です。

もっとも、バジルの収穫時期に島を留守にしなければいけなくなって、完全に頓挫しましたが(苦笑)

さて、トマトは育ち過ぎる程育った苗を頂いたので、定植後は何の心配も無く育ちました。

むしろ元気過ぎて、頻繁に剪定したり支柱を追加したりと、対応に追われる始末(苦笑)

暫くすると実が鈴なりに出来て、赤く色付きました。遠目で分かりづらくてゴメンなさい(^^;
f:id:goumonkobura:20220716183308j:imageがしかし、直ぐに収穫はしませんでした。
と言うのも、この時点ではシンディスイートの「中玉」という概念を勘違いしていたからです。

大玉は野球ボールぐらいのサイズだから、少なくともその半分程度の大きさまでは育つんだろうと決め込んでいました。

後で調べて分かった事ですが、シンディスイートはプチトマトを一回り大きくした程度の大きさにしかならない物でした。
サンマルツァーノも似たり寄ったりです。

僕の勘違いが命取りになるとは、まだこの時は知る由も有りませんでした。

ある日畑へ行ってみると、トマトが散乱していました。
いわゆる食害ってヤツです( ´~`)

恐らくカラスだろうとは思いますが、畑をネット等で囲んでいないし、無防備な状態なので食われても当然。
この程度は想定内でした。

ただ、汚ならしく食い荒らされるのもシャクだなぁと思い、鳥避けに細い糸か紐を張り巡らそうかと考え始めました。

その作業に取り掛かろうと、ある朝畑へ行ってみると…。

赤く色付いたトマトが一つ残らず失くなっているではありませんか!!(゜ロ゜ノ)ノ

地面に散乱していたトマトも一つ残らず、です。

あまりの出来事に、我が目を疑いました。


つづく