せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第174話.自治会長のお仕事

会長職に就いて早3ヶ月。

僕の任期中に話し合っておきたい事・決めたい事が有り、その実現の為に自分で自分を忙しくしている様な感じです。

折しも今月、島民臨時総会を開き、諸々の懸案事項について話し合いました。

通常の総会は年に一度、3月に開催されますが、それ以外は全て臨時。
やるもやらぬも、自治会長の裁量に任されています。

頭の中で、言いたい事を何度も何度も繰り返して本番に臨みましたが、声に出して言うのとは全くの別物で、イマイチの出来でした( ´~`)

仕事のプレゼンならしっかり練習して然るべきですが、2時間超えの島の総会の為に、通し稽古する気にはなれません(苦笑)

ともあれ、これらはイレギュラーなもの。
今回は、自治会長の基本的な仕事についてお話しようと思います。

先ず1つ目は、回覧板を回す事。
f:id:goumonkobura:20220621170438j:imageアナログ極まりない方法ですが、「住民でLINEグループ作ろうぜ!」と呼び掛けた所で、スマホを持たないお年寄りは当然居る訳で。

紙で、手渡しで伝えた方が確実というのが現状です。
今の若者世代が高齢者になるまでは、残り続ける文化だと思います(^^;

特別な事が無ければ、受け取った印刷物をバインダーに挟んで回すだけで済みます。

が、自分で発信したい事も多々有るので、その度にパソコンで原稿を作り、島の集会所に有るプリンターで印刷しています。

いちいちプリンターを借りに行くのは手間ですが、自前のプリンターを持たないので贅沢は言えません。

それも一重に、自分の字が下手クソだから手書きは憚られる為です(苦笑)

一番多いのは、行事日程の周知かな?と思います。

で、僕だったら日程は早目に知りたいと考え、回覧板も余裕を持って回す様に心掛けていますが、一周するのに1週間以上は掛かります。

そして早目に伝えても、大体皆さん忘れてしまうという事に気付き始めました(^^;

2つ目は印刷物の配布。
県や市の広報が月に一度届くので、それを各世帯に配ります。

また、各所からのお知らせ等も同梱されており、新聞折り込みチラシの要領で広報に挟んで行きます。

家だと手狭なので、これまた集会所の広間を借りてやっています(苦笑)
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受け取る側の立場では全く意識しませんでしたが、配る側になって初めて「なるほど、いつもこんな面倒臭い事をやっていたんだな…」と知りました。

でもまあ、たった14世帯しかないのが救いです(笑)

加えて、県の広報については配布者にちょっとだけ報酬が支払われるので、アルバイトだと考えれば悪い話ではありません。

その他、会合への出席や問い合わせの窓口の役割も担っていますが、コロナ禍という事もあって、平常時よりはまだまだ少ないんじゃないかと思います。

とにもかくにも、「会長」とは名ばかりで、偉い訳でもなければ派手な仕事でもないのは確かです。

便利屋・雑用・苦情処理係 etc... といった言葉がしっくり来る。
そんな役職ですね(笑)