「台所事情」という言葉。
金銭のやり繰り状況などに使われるのが一般的ですが、今回はホントの台所の話です。
新居の台所は、前の家に比べるとだいぶ狭くなりました。
と言うのも先ず、井戸の跡が台所内に有ります。
これを破壊するのは容易ではないので、蓋をしてゴミ関係の物を置くスペースに使っています。
それから、おくどさん(かまど)の跡も有ります。どのみち使うつもりは無かったですが、前の住民(移住者)の為に向かい側にトイレが作られた為、完全なデッドスペースになっています。
更には流しがタイルとセメントで出来ており、便利な流し下の収納も有りません(>_<)なので少なくとも、収納スペースを別に設ける必要が有りました。
ただし、単なる棚の様な物では不安です。
虫の多いこの島では、食材や調味料・食器を剥き出しで置いておく事は非常に不衛生だからです。
これには参りましたが、幸い予備の冷蔵庫を持っていたので、それを収納庫として利用する事を思い付きました。
容量的にも堅牢性においても、打って付けです(^_^)v非ステンレス製の流しというのも初めてでしたが、使っている内にそれ程気にならなくなりました。
ただし、土間と同じく、食器を落としたら一巻の終わりだと思ってます(苦笑)
また、前述の通り虫が多いですが、それはもう前の家を遙かに凌ぐレベルです。
こと台所に関して言うと、入り口を開閉する時にハエやハチが高確率で飛び込んで来ます。
令和の時代にハエ取り紙のお世話になるとは思いませんでしたが、流石はロングセラー。
ハエの絶対数が多いだけに、効果もデカいです(笑)それよりも何よりも、一番困ったのは天井の雨漏りでした。
引っ越し前に電気を開通させて、各所をチェックしてみたのですが、台所の照明だけがどうやっても点かない。
おかしいなぁと思って照明のカバーを外してみると…中から水がザブーンと溢れて来ました(*_*)
それでようやく、雨漏りで照明が水没したのが原因だと分かりました。
いくら何でも暗闇で料理したり火を使ったりするのは危険なので、大工仕事の得意な前自治会長さんに相談し、一緒に屋根の修理をして貰いました。
が、しかし。
一度・二度、三度やっても雨漏りは収まらず(-ω-;)
その間に梅雨入りしたので、雨が降る度に照明の付け外しを繰り返しました(苦笑)
怪しいエリアは明らかであるにも関わらず、原因箇所をピンポイントで特定するまでには到らず。
最後は奥の手として、屋根瓦の上からトタンを張り、怪しいエリアに直接雨が当たらない様にして貰いました(^^;)お金は掛かりましたが、生活の為には仕方無いです。
ともあれ、お蔭様で雨漏りは止まりました。
写真は今の照明で、水没した物は既に捨てました(苦笑)ちなみに、勝手口も古い引き戸のままだったので、サッシを入れました。
レール部分がぶっ壊れていたので、これも直さざるを得ませんでした。前の住民(移住者)はよくこんな状態で暮らしていたなと、逆の意味で感心します(笑)