育苗箱を溶かしてはイカンと、棚板の位置を元に戻して再スタートです(^^;
この頃はまだ連日の猛暑で、日中の外気温がそもそも35度を超える程でした。
2時間後に様子を見に行くと、内部の温度は50度超。
ちなみに温度計は、別の用途で買った物を転用していて、50度より上の目盛りが在りません(苦笑)
とにかく、ここまで高温になってもいけないので、コンロの通風口を閉めたり開けたり、微調整を図りながら乾燥を続けました。
約7時間後、小屋を開けて唐辛子の状態を
チェックします。
火元から遠い所では、まだ乾燥し切れていない唐辛子が残っていました。
また、センターから外れた位置に置いた唐辛子も同様でした。
そこで更にもう一つ、練炭を投入。
しかし、これがマズかった。
火元に近い唐辛子は、熱に当たり過ぎたのか真っ黒でした(*_*)
赤黒い程度ならOKですが、ここまで黒いのはいけません。
若干コゲ臭くもありました(^^;
この結果を受けて、火元からいま一歩離し、且つ熱気の当たりにくい端に置くのは止めて中央に集約しようと、内部のレイアウトを変更しました。
いつまでもテストで練炭を浪費する訳には行かないので、ここから今年収穫した唐辛子を使っての「本番」に突入します。
改めて言うと、最初の4~5時間は低温(40度)で。
徐々に温度を上げて行き、最後は50度まで内部温度を上げる。
トータル50~60時間掛けて乾燥させるというのが手島で教わった機械乾燥でのやり方で、これを一つの指標としていました。
この後、2度の乾燥を試みました。
結果、黒焦げ状態ではないもののやはり熱が入り過ぎているのか、根元部分が黒ずんでいる物が少なからず見られました( ´~`)
機械乾燥の様に温度を意のままには操れないし、その基準に固執しても仕方ないなと思い、次の回は低温で時間を掛けて熱を加える事にしました。
また、練炭の交換と同時に唐辛子の上段と下段を入れ換えて、「ムラ」を無くす作戦に出ました。
この様に、あの手この手を講じた3度目の本番。その結果は…?
低温ゆえ乾燥し切れていない物も若干残っていましたが、まずまずの出来でした。
練炭を4つ費やしたこのやり方がベストなのか?
火力の調整により3つで済ませる事が出来るのか?
「最善」を探す旅はまだまだ続きそうです(^^;
ここで一つ、残念なお知らせが有ります。
前述の乾燥の事のみならず、香川本鷹について包み隠さず教えて下さった手島の高田さんが、2月に急逝したそうです。
質問しようとほぼ一年振りに携帯へ電話したら奥様が出て、今更ながらその事実を知りました。
畑にゲストハウスの運営と精力的に活動されていたので、ショックで言葉も出ませんでした。
高田さんの遺志を継いで、奥様が本鷹の栽培は続けているとの事。
心よりご冥福をお祈りします。